『夏の体温』瀬尾まいこ
・退屈な入院生活が一変。長期入院中の瑛介が出会ったのは、遊びの天才・壮太。2人は夢中になって遊ぶが、一緒にいられるのは3日間だけ…。小学生男子の瑞々しい友情を描いた物語。
・出題校:暁星、鷗友学園女子、専修大学松戸
『金の角を持つ子どもたち』藤岡陽子
・幼いころから打ち込んできたサッカーをやめて、日本最難関と言われる中学を受験すると決心した少年と、少年を支える大人たちの物語。はたして結果はいかに。
『シャンシャン、夏だより』浅野竜
・6年生の「ぼく」とちょっと気になる転校生の川村ちとせ、中学受験組のカモッチが織りなすひと夏の思い出。「シャンシャン」はこの物語に出てくるあの虫の鳴き声。
『タイムマシンに乗れないぼくたち』寺地はるな
・両親の離婚、転校…。どこにも自分の居場所がなく一人で博物館に通う12歳の草児。日常の中で生きづらさを感じる人々を描いた、表題作を含む7作品からなる短編集。
・出題校:麻布、浦和暁の星女子
『晩夏―少年短篇集』井上靖
・避暑のために村へやってきた美しい少女への憧れ、少女と親しくしている少年への嫉妬など、主人公のさまざまな心情が細やかに描かれた短編小説。
・出題校:フェリス女学院
『2050年の地球を予測する―科学でわかる環境の未来』伊勢武史
・環境科学の専門家である49歳の筆者が、遠い未来ではなく、自分がギリギリいきているであろう2050年の未来を予測した、中高生(30年後の大人)必読の書。
・出題校:浦和暁の星女子、大妻、品川女子学院、青山学院横浜英和、海陽、大成
『いつもの言葉を哲学する』古田徹也