中学受験オンラインセミナー受講メモ

暇なのでたくさんのセミナーを視聴しています

辻義夫先生による2024年中学受験理科の視聴メモ

思考系・試行系問題の出題が増加/h3>

授業で習っていないことがテストに出たときに楽しめるように。

文章を読んでいちから考える力が問われる。

興味深く話題を理解しながら高い集中力で緻密な作業をできる力。

×「習ってないから分からないよ」

〇「ふむふむ・・・ということは?なるほど!」

 入試を解いてもうひとつ賢くなる。入試は0回目の授業。時間はタイトだけど…。

 

開成:受験者平均8割、合格者平均9割、ミスは許されない

麻布:すべて初見問題、面白がって問題に取り組む姿勢が必要

武蔵:お土産問題は文章・図のどちらを使って説明するか確認を

桜蔭:典型問題はない、表やグラフの読み取りは必須

女子学院:知識問題は手早く処理して思考問題に時間を使う

雙葉:塾テキストを万全に、一般教養・時事的な知識があると良い

早稲田:難度は高いが典型題が多い、塾教材を完璧に

駒東:実験の手順を本文から正しく把握、思い込みに注意

豊島丘:問題の条件を熟読、これまでの知識をはみ出る設定あり

早実:社会科的な出題あり、社会全体の動き、話題に触れておく

渋幕:実験の手順を本文から正しく把握、思い込みに注意

渋渋:問題の条件を熟読、これまでの知識をはみ出る設定あり

 

身近な現象への興味・関心

科学ニュースが他人事ではないか

横浜英和:熱中症警戒アラート

広尾小石川:アカミミガメ

武蔵中:西ノ島の成り立ち

雙葉中ほか:関東大震災100年

早稲田実業中:エネルギー問題

聖光学院中:人工衛星の名前

 

知識が自分のものになっているか

身近なものをしっかり観察できている?

オリオン座の形、キャベツの葉の形、トマトの断面など…。

興味を持って対象について学んでいるか。

 

気持ちの余裕、時間の余裕、考える余裕を大切にする。

 

基本知識を理解して身につける:丸覚えせず因果関係をもとに

→応用の効く学習スタイル:興味深く読む、寄り道する勇気、高い作業力

→目指す学校の理科を知る:初見型 or オーソドックス

 

 

川口 幸子先生「小学生から始めたい!ユダヤ式お金の教育」視聴メモ

富裕層の人が13歳までに学んだこと

 

5つの基本姿勢

 

・Control 自分をしっかり管理する

・Honest 正直に生きる

・Restriction 誘惑に負けない

・Discipline 日々学ぶ

・Decent 身の丈にあった生活をする

 

見える化する

・お金の時期を分ける・・・透明の貯金箱など

・お金日記をつける・・・おこづかい帳

・ゴールをイメージする・・・自分の人生の夢

・お金の相談・・・親にはお金のことを隠さない

 

 

ユダヤ流6つの分け方

・銀行口座・・・生活に必要なお金

・緊急予備資金・・・緊急時のお金の口座

・お金を貯める口座

・貢献口座・・・寄附(金額に関係なく社会の一員として)、贈り物、ご褒美用

・増やすためのお金・・・利回り4%以上の複利

・投資用口座・・・投資信託、株式、債券、自己投資用

 

 

お金の教育(就学前)

・貯金箱にお金を入れるクセをつける

・貯金箱は3つ用意する

・お店屋さんごっこから楽しく色々学ぶ

・物を大切に(種から花を咲かせる)

・一緒に寄附をしに行く

 

 

お金の教育(小学生)

・おこづかいを交渉で決めてみる 何が欲しいか/何をしたいか。そのために何を頑張るか。

・預金の意味を知る 自分の通帳をつくる

金利のしくみ 福利を知る

・現金とキャッシュレスのしくみを知る まずは現金の体験を。

・お手伝いを習慣化する お手伝いに対して報酬は発生しない。

・新しいものを買ったら古いものを捨てる

 

 

お金の教育(中学生)

・投資の体験をする ユダヤでは13歳で経済の自立 親にいつ何があっても良いように。

・仕事の平均年収を知る 海外と日本の違いを知る

・“汚名”や“罰金”を知る ブラックリスト

・ゲーム感覚でモノの値段を考える ファミレスなど

・買う前に値段の妥当性を知る

・保険について知る/インフレを知る/外貨を持つ

 

 

お金の教育(高校生)

・大学進学するのにいくらかかるのか理解する

・税金の流れや仕組みをしっかり理解する

・信用スコアを学ぶ

・自己投資を考える(経験)

・お金の貸し借りは危険

・名門大学=一生安泰ではない 本人の才能や世界にも目を向ける

 

 

キャッシュレス時代に必要な教育

・上限を決めて使う

・ポイントを上手く使う

・リボ払いはNG

・失くさない、貸さない、教えない キャッシュで価値を覚えてからキャッシュレスへ。

 

 

カードは信用力

・クレジットカードとキャッシュカードの違い

・カードのランクによりポイント還元率UP

・知らなかった、悪用された=自己責任

・子どもにPASMOなど渡す際の注意点 使用の目的を絞る

・金融機関には「信用スコア」が存在する

 

長期積立で選んではいけない金融商品は・・・預金

長期積立でやってはいけない行為とは・・・途中でやめること

 

 

 

ひきたよしあきさんとスポーツドクター辻秀一さんに聞く 朝小親子塾「心の力」 ~辻先生の本から大谷翔平選手も学んでいました~視聴メモ

ご機嫌力:ご機嫌でいることも練習して身につけるひとつの力

 

人生には「質」がある(Quality of life)。

質を決めるのは心の状態。

私たちには目標がある → 目標を達成するのは日々のパフォーマンス。

パフォーマンスは何で決まるか → 「何」を「どんな心」でするのか。

内容ばかりを考えて心の持ちようを置き去りにしがち。

心の状態は上機嫌と不機嫌のどちらかしかない。

上機嫌な時間を増やした方が結果にもつながりやすく人生の質が上がる。

機嫌が良いと①人間関係が良好になる。②元気・健康でいられる。③結果や成果を出すことができる。④変革を起こし成長することができる。

不機嫌はまわりにも影響を及ぼすので、ご機嫌でいることは社会生活を送る上での責任。

 

人は「認知」する生き物。人間関係、やらなければならないこと、成すべきこと、環境、出来事などについて常に認知して生きている。外界に向けて対応・対策・対処をしている。これらで頭がいっぱいになってしまうことを「マインドレス状態」と呼ぶ。認知が暴走するとストレスを感じる。

→「非認知」を意識する。「認知」とは逆に、内側を意識し、自分と向き合い、自分を大切にする。自分で自分のご機嫌を取るトレーニングをする。

自分で自分を元気にする

自分で自分の機嫌をつくる

自分で自分を切り替える

 

ごきげんマネジメント

  • セルフマネジメント:自分で自分の機嫌をとる
  • リーダーマネジメント:まわりをご機嫌に導く
  • チームマネジメント:ご機嫌が組織に大切と信念を持つ(家族もチーム)

 

ごきげんでいるためには・・・

1.  感情に気付く、言語化する 出来事を考えるのではない

「今日何をしたの?」だけでなく、「今日楽しかった?」など感情を問うようにする。

ネガティブな感情を表現せずにいると知らないうちに溜まっていってどこかで爆発してしまう。

感情は自分のなかにしかないので、その感情を大切にすることは自分を大切にすることにつながる。

不安だと口にすると不安は減る。不安なんだと打ち明けられたら「そうなんだ」と聞く。

 

2.  ご機嫌の価値を知っておく 不機嫌の理由を考えない

ご機嫌な人は不機嫌にならないのではなく、不機嫌のタネはあるけれども機嫌よくいることの価値を知っているから手放さない。

 

3.  今に生きる 過去・未来を考えすぎない

  自分でリセットする。今を生きると呪文のように唱える。

 

4.  一生懸命は楽しいと気づく 結果が楽しいとそればかり求めるのではない

  結果は美味しくて素晴らしいけれども結果はコントロールできないので「一生懸命を楽しもう」と思うようにする。

 

5.  ありがたいと気づく 文句・愚痴・言い訳を考えない

 「ありがたい」と思うのは自分のため。

 親がありがとうと言っているとありがとうの家庭が生まれる。

 

6.  自己ツールを大切にする(表情・態度・言葉)

 勝って笑顔になることは誰にでもできる。誰にでもできることをしていたら勝てない。

 普段からどんなときも笑顔でいることで勝ちを取りに行く。

 

7.  好きなことを大切にする 得意な事ばかりに目を奪われない

 得意は誰かとの相対評価。好きを軸にする。

 

8.  目的を考える 目標を考えるのではない

 「なぜやりたいのか?」を考える癖をつける。

 目標は自分の外にあるもの。目的は自分の中にあるもの。

 目的は誰にも邪魔できないエネルギー。

 

ご機嫌で今日やるべきことを一生懸命にやる。

 

 

【佐藤ママ×Dr.吉田】夏休みに成績アップするための母と子のメソッドと脳医学受講メモ

①復習方法

特に小学生はすでに習ったことを前提として積み上げていく学習なので、復習は重要。

・完成度6~7割でOK

・雑に回した方がよい

 完璧に1回まわすより、雑に何度もまわす方が身につく

★レミニセンス効果:時間が経過した方が記憶を有効活用できる。→睡眠の効果

・完璧主義はNG

・そもそも完璧なんて有り得ないので最初から目指さない。人は忘れるし間違える。

・1学期にできなかった学習が夏休みにいきなりできるようになるわけではない。

・普段+a程度を想定する。

 

 ②テンションの上げ方・勉強に気持ちを向ける方法

・新しい服やカバン、文房具を用意!

・夏休み始まりに一緒に買いに行って、夏期講習をワクワク待てるように準備する。

・どうせこなす量が一緒なら楽しくこなせるように、小道具を使う。

・「頑張ってね」と言うだけでなく親の態度で示してあげる。

・子どもの一番近くにある物が文房具なので、気を遣ってあげる。利用する。

★セキュリティブランケット効果:乳幼児の安心毛布。中学入試のストレスに対して、12歳でも効果は大きい。「手で握る」ことにポイントがあるので、シャーペンや鉛筆を活用すると良い。

プルースト効果:「失われた時を求めて」文房具やハンカチに匂いをつける→「これを使った時に良いことがあった」という記憶を試験場で思い出す。

 

 

 ③保護者のかかわり方

・国語は一緒に勉強する

・親が課題文を朗読してあげる。

・言語は親から子へ伝わるように脳の優先度が高くできている。

・問題を解かせて国語力をつけようとするのではなく、親と子のコミュニケーションの中で国語力を育むようにする。

・子供が課題文を面白く感じるための読み方工夫

・子どもが楽しく感じるように。感情を込めて読む。まずは親が楽しむ。

モデリング効果;情動感染;感情の動きが優先的に親から子へ受け継がれる。

・算数の計算徹底

・A4用紙1枚に1問貼る。余白をのびのび使えるので丁寧に計算練習できる。

・子どもは字や図が大きいと難易度の意識を下げることができる。

・図形問題も文章問題も計算問題ができなければ得意になれない。

・計算演習は集中力を鍛えることにつながる。国語や理科にも良い影響がある。

・計算は朝学習に取り入れても良い。一日のリズムは崩さない。

 

 

 ④夏期講習のメリット

・夏期講習から勉強のやり方に慣れておく→新年度から楽に学習をスタートできる

・夏期講習ではまだまだ失敗が許される→余裕を持てる

・悪い点数は早いうちに取っておく。

・悪い点数を取って帰ってきたら、一緒に笑ってあげて、見直しをする。親は絶対落ち込まない、がっかりしない。がっかりしてる時間はない。

・学習塾の内容を知ることができる

・ノートに向かう子どもは孤独。顔を上げた時までひとりにならないように、丸つけ・声かけを心掛ける。子どもの個人戦ではなく、親子の団体戦となるように。

★自己効力感:“努力すれば”できるという認識→逆境でも心が折れない

・必ず達成できる目標を立てる→うまくいったら第三者(親)から褒められるというサイクルをつくる。大きいテストだけでなく、日々の復習テストから。満点かどうかではなく、点数に囚われず、努力が点数になったかどうか。

 

 

 ⑤親の受験心得 三ヶ条

・親の欲望は捨てる!

・受験は辛いものではなく、人生のイベントのひとつととらえる。悲壮感を持たない。

・親が悲壮感を持つと、子に伝わり受験パニックを起こしやすくなる。

・謙虚なチャレンジ精神をポジティブに育てる。まずは親のチャレンジ。

・最後は「なるようになるから」と割り切る。

・子が試験本番問題が解けないときに、励ます笑顔の親の顔が頭に浮かぶように。

・満点でなくても試験は受かる。

・目じりを下げて口角を上げる笑顔が効果的。

・子供は効率的ではないと割り切り、親子で受験を経験し、合格することで、自分の仕事の能力もアップさせる。

・子どもの自由度を担保する。細かいことまで言わない。

・「親子」ではなく「人と人」の関係の中で対応する。

 

 

入試で出題された注目の作品(2023年度版)

『夏の体温』瀬尾まいこ

・退屈な入院生活が一変。長期入院中の瑛介が出会ったのは、遊びの天才・壮太。2人は夢中になって遊ぶが、一緒にいられるのは3日間だけ…。小学生男子の瑞々しい友情を描いた物語。

・出題校:暁星、鷗友学園女子、専修大学松戸

 

『金の角を持つ子どもたち』藤岡陽子

・幼いころから打ち込んできたサッカーをやめて、日本最難関と言われる中学を受験すると決心した少年と、少年を支える大人たちの物語。はたして結果はいかに。

・出題校:日本大学藤沢、法政大学第二、美濃加茂

 

 

『シャンシャン、夏だより』浅野竜

・6年生の「ぼく」とちょっと気になる転校生の川村ちとせ、中学受験組のカモッチが織りなすひと夏の思い出。「シャンシャン」はこの物語に出てくるあの虫の鳴き声。

・出題校:高輪、桐朋日本大学第二

 

 

『タイムマシンに乗れないぼくたち』寺地はるな

・両親の離婚、転校…。どこにも自分の居場所がなく一人で博物館に通う12歳の草児。日常の中で生きづらさを感じる人々を描いた、表題作を含む7作品からなる短編集。

・出題校:麻布、浦和暁の星女子

 

 

『晩夏―少年短篇集』井上靖

・避暑のために村へやってきた美しい少女への憧れ、少女と親しくしている少年への嫉妬など、主人公のさまざまな心情が細やかに描かれた短編小説。

・出題校:フェリス女学院

 

 

『2050年の地球を予測する―科学でわかる環境の未来』伊勢武史

・環境科学の専門家である49歳の筆者が、遠い未来ではなく、自分がギリギリいきているであろう2050年の未来を予測した、中高生(30年後の大人)必読の書。

・出題校:浦和暁の星女子、大妻、品川女子学院、青山学院横浜英和、海陽、大成

 

 

『いつもの言葉を哲学する』古田徹也

・「ガチャ」「まん延」「私の不徳の致すところで…」など、わたしたちの生活の中に息づくさまざまな言葉を題材に、言葉の面白さ、危うさを多角的に探究している。

・出題校:サレジオ学院、芝、聖光学院渋谷教育学園渋谷桐光学園

 

『「人それぞれ」がさみしい―「やさしく・冷たい」人間関係を考える』石田光規

・「人それぞれ」という言葉には、複数の側面があるようだ。身のまわりの人間関係や、「人それぞれ」の社会に隠れた息苦しさを見直すきっかけを得られる一冊。

・出題校:鎌倉学園、富士見、芝工業大学柏、森村学園

 

 

入試で出題された注目作品(2020年度版)

『イネという不思議な植物』稲垣栄洋

『イネという不思議な植物』稲垣栄洋

・イネは身近な植物のはずなのに、知らないことがいっぱい。イネという植物の不思議さや素晴らしさがわかります。

・出題校:跡見学園鎌倉女学院山脇学園鶴見大学附属、文化学園大学杉並、愛光、岡山白陵

 

 

『日本人にとって自然とはなにか』宇根豊

・自然を外から科学的に見る目と、自分の心の内側からのまなざしとの、二つの視点によって、日本の自然を考えます。

・出題校:鎌倉学園明治大学付属中野日本大学豊山女子、富士見、関東学院東京学芸大学附属小金井

 

 

『「空気」を読んでも従わない―生き苦しさからラクになる』鴻上尚史

・本当はイヤなのに、うまく断れない…。周囲とどうやったらうまくやっていけるのだろう?そんな悩みによくきくアドバイス

・出題校:成城、神奈川学園、十文字、栄東、大成

 

 

『キャプテンマークと銭湯と』佐藤いつ子

・サッカークラブのキャプテンだった周人は、入ってきたばかりの大地にキャプテンを替えるとコーチから告げられて…。

・出題校:鷗友学園女子、横浜共立学園桜美林成城学園筑波大学附属、愛知工業大学名電、同志社女子

 

『君たちは今が世界』朝比奈あすか

・調理実習での洗剤混入をきっかけとして担任が言い放った残酷な言葉。それぞれクラスでの立ち位置が違う子どもの、それぞれの視点から見た物語。

・出題校:海城、開成、サレジオ学院、大妻、久留米大学附設

 

『十四歳日和』水野瑠見か

 

・四人の十四歳に起きる、それぞれのできごとや心情の動きを描いた、オムニバス形式の物語。

・出題校:海城、暁星、学習院女子、慶應義塾湘南藤沢帝京大学

 

ひきたよしあきさんに聞くChatGPT時代の「読書感想文、作文の書き方」「本の選び方」視聴メモ

ひきたさんが本を読み始めたきっかけ

・もともと本を読むことが好きだったわけではなかったが、クラスの女の子から赤毛のアンを勧められて読み、男の子と女の子が読む本はずいぶん違うんだな、区別なく読むと面白いものがあるんだな、と知ったこと。

 

・大学生は就活の自己PRなどをChatGPTに書かせることがあるが、ChatGPTの文章には個性がない。質問する力も問われる。

・ChatGPTの特徴は、感情がなく、100%正しい情報ではないということ。

 

一か月に本を読まなかった割合

・小学生6.8% 中学生12.5% 高校生55.3% →小学生は本を読む!

 その理由は、

 ①学校の読書推奨

 ②中高生は多忙

 ③学年が上がるとネットが主流になる

・紙の本から電子書籍へもあまり移行しない。紙で本を読む力が大事。

・本を読む人になるためには、小学生時代の読書体験が大事。

・読書は国語の能力。国語の能力が上がると数学の能力、英語の能力も上がる。

・日本人は10歳から80歳までに平均1926.4冊の本を読んでいる。

 

読書のためのコツ

① 自分で興味のある本を探そう!

・「本」ではなく「興味」で探す。

 

②  3つのルールを活用する

・3冊選んで、今、何を読むかを決める

・読まない本の理由も言うのがコツ(アメリカではこのプレゼン練習をたくさん行う)

・最初の30ページを一気に読む(中高生なら50ページ

・そこまで読むと面白さが分かってくる。本は、序盤は面白くない。

・読み終わったら次の3つを言ってみる。振り返ることが大切。ChatGPTにはできない。

  □一番面白かったところは・・・

  □一番心にのこった言葉は・・・

  □一番役に立つと思ったことは・・・

③ 本に小さな紙を入れておき、気になった部分、分からなかった言葉や振り返りを書き出す

 

文章を書くためのコツ

・原稿用紙を仲良くなる。原稿用紙でたくさんの文章を書いた人と、スマホだけで書いた人では内容が違ってくる。

・原稿用紙を縦4つに折る

・たとえば起承転結をひとつひとつのブロックに入れるようにして書く。

・4コマ漫画で起承転結を学ぶ。

・読書感想文も4つに分けて書く。

 起:「あらすじ」を書く。(下手な人はこれしか書かない)

 承:登場人物の印象に残った行動や言葉について具体的に書く。

 転:これまでの自分なら「どのように考えたか」「行動したか」を書く。

 結:本を読んだ結果、今後どうしたいかを書く。

・慣れたらだんだんと「承」「転」の割合を増やす。特に「転」がポイント。

・「起」「結」は短い方が良い。

・原稿用紙1枚に起承転結でメモをする練習をしても良い。

・これが書けるようになると、AIに負けない自分らしい文章が書けるようになる。

アメリカの小学生読書感想文レポートでも同じ4つのポイントを書かせる。

・推薦図書だけでなく、理科・哲学・スポーツなど読んだあらゆる本でこの感想文を書く。

・それを高校生まで続ける。読みっぱなしにしない。

・読解力=本を読む力+読んだことを書き出す力。これは教科に限らず勉強の基礎となる。

 

本選びのポイント

・良い本を選ぶためには、良い興味が必要。

・同じようなジャンルの本ばかり選ぶ場合、違うジャンルも含めて3冊選び、今なぜこの本を読むのかを説明できるようにする。そうすると他のジャンルにも興味を持てるかも。

・本は読み進めていってつまらない・あわないと感じたらどんどん次の本へ移ってよい。

・子どもが本を読み終わった後の声かけはプレッシャーになるので必要ない。「最近よく本を読んでるね」だけで良い。「うちの子は読書が嫌い」と言わないようにする。何より親が本を読んでいる姿を子どもに見せる。

・マンガも良い。

 

★感想文は、考えてから書くのではなくまず書いてみる。長くなってしまうときは、次は半分の量にまとめるようにしてみる。どこがいらないか考え、言葉が凝縮される。

★語尾が単調になってしまう場合にも、まず書いてみてから直す。

★タイトルは初めに決めず、すべて書き終わってから「つまり私は何を伝えたいのか」と考える。

★文章を書くときは「私って天才!」と思いながら書き、添削するときは「私ってなんて下手なの」と思いながら削る。

★読書習慣を身につけるためにある程度時間を決めることは大事。