ご機嫌力:ご機嫌でいることも練習して身につけるひとつの力
人生には「質」がある(Quality of life)。
質を決めるのは心の状態。
私たちには目標がある → 目標を達成するのは日々のパフォーマンス。
パフォーマンスは何で決まるか → 「何」を「どんな心」でするのか。
内容ばかりを考えて心の持ちようを置き去りにしがち。
心の状態は上機嫌と不機嫌のどちらかしかない。
上機嫌な時間を増やした方が結果にもつながりやすく人生の質が上がる。
機嫌が良いと①人間関係が良好になる。②元気・健康でいられる。③結果や成果を出すことができる。④変革を起こし成長することができる。
不機嫌はまわりにも影響を及ぼすので、ご機嫌でいることは社会生活を送る上での責任。
人は「認知」する生き物。人間関係、やらなければならないこと、成すべきこと、環境、出来事などについて常に認知して生きている。外界に向けて対応・対策・対処をしている。これらで頭がいっぱいになってしまうことを「マインドレス状態」と呼ぶ。認知が暴走するとストレスを感じる。
→「非認知」を意識する。「認知」とは逆に、内側を意識し、自分と向き合い、自分を大切にする。自分で自分のご機嫌を取るトレーニングをする。
自分で自分を元気にする
自分で自分の機嫌をつくる
自分で自分を切り替える
ごきげんマネジメント
- セルフマネジメント:自分で自分の機嫌をとる
- リーダーマネジメント:まわりをご機嫌に導く
- チームマネジメント:ご機嫌が組織に大切と信念を持つ(家族もチーム)
ごきげんでいるためには・・・
1. 感情に気付く、言語化する 出来事を考えるのではない
「今日何をしたの?」だけでなく、「今日楽しかった?」など感情を問うようにする。
ネガティブな感情を表現せずにいると知らないうちに溜まっていってどこかで爆発してしまう。
感情は自分のなかにしかないので、その感情を大切にすることは自分を大切にすることにつながる。
不安だと口にすると不安は減る。不安なんだと打ち明けられたら「そうなんだ」と聞く。
2. ご機嫌の価値を知っておく 不機嫌の理由を考えない
ご機嫌な人は不機嫌にならないのではなく、不機嫌のタネはあるけれども機嫌よくいることの価値を知っているから手放さない。
3. 今に生きる 過去・未来を考えすぎない
自分でリセットする。今を生きると呪文のように唱える。
4. 一生懸命は楽しいと気づく 結果が楽しいとそればかり求めるのではない
結果は美味しくて素晴らしいけれども結果はコントロールできないので「一生懸命を楽しもう」と思うようにする。
5. ありがたいと気づく 文句・愚痴・言い訳を考えない
「ありがたい」と思うのは自分のため。
親がありがとうと言っているとありがとうの家庭が生まれる。
6. 自己ツールを大切にする(表情・態度・言葉)
勝って笑顔になることは誰にでもできる。誰にでもできることをしていたら勝てない。
普段からどんなときも笑顔でいることで勝ちを取りに行く。
7. 好きなことを大切にする 得意な事ばかりに目を奪われない
得意は誰かとの相対評価。好きを軸にする。
8. 目的を考える 目標を考えるのではない
「なぜやりたいのか?」を考える癖をつける。
目標は自分の外にあるもの。目的は自分の中にあるもの。
目的は誰にも邪魔できないエネルギー。
ご機嫌で今日やるべきことを一生懸命にやる。